『アキハバラ@DEEP』石田衣良

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

オタク・ニートなど、社会からドロップアウトした6人の若者たちが、高度な人工知能による画期的な検索エンジン「クルーク」を作り上げる。しかし、成功や注目とともに、その価値を奪おうとする組織から狙われることになる。

何かしら一芸に秀でたオタクが集まって会社を設立し、AI型サーチエンジンを開発していると、それに目をつけた成金が開発データを盗んだので、成金の会社に乗り込んで取り返すという話だったと思う。前半はみんな生き生きと開発に没頭していて面白かったけど、後半の成金の会社に乗り込むところらへんから微妙。アキラを活躍させるためなんだろうけど、スタンガンとかを持ち出すような物理戦のシーンが長く、殴り合いの描写もやけに細かいので読んでいて疲れた。そして物理戦に勝ったところで物語は突然幕を下ろすのもなんだか呆気ない。あとはせっかく天才ハッカーがメンバーにいるのだからもう少し電脳戦寄りにしてほしかったなーと思いました。