『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』永田カビ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

「心を開くって、どうするんだっけ…」
28歳、性的経験なし。生きづらい人生の転機。 pixiv閲覧数480万超の話題作、全頁改稿・描き下ろしで書籍化。
高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。そんな自分を解き放つために選んだ手段が、「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった──
自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガ。

Pixivで去年あたりに話題になってたのを思い出して呼んでみた本作。タイトルしか予備知識がなかったので、さみしくて風俗ってどういうこっちゃというノリで読み始めたのですが、思わぬ内容の深さに衝撃を受けました。本自体は漫画になってるのでさらっと読めてしまうんだけど、内容は重くて重くて。

誰でもいいからとにかくぎゅーっと抱きしめてくれ!という叫びがもう痛いほどよくわかるんですよ。わたしもACゆえに自己肯定感が低いので、私のすべてを受け入れてもらいたい、私という個体をひとりの人間として認めてほしいっていう願望が常にあって、そしてそれが抱きしめてもらうことで得られるものだということは、長年の経験から学んできましたが、それを世間に伝えるというのはとてもむずかしいです。弱っている人の思考は弱っていない人には伝わりづらく、抱きしめて解決するくらいならそんな心の病なんてならねーだろって思われがちなんですが、そういう治る治らないの話ではなくて、心が救われる、というような感覚なんです。この伝えづらい気持ちが漫画でしっかり表現されているので、実際に悩んでいる人はこの本で救われることもあるだろうし、そうでない人も心が弱っている人の思考を理解するのに役立つのではないかと思います。できるだけ多くの人に読んでもらいたいと思えた作品でした。