『死神の浮力』伊坂幸太郎

死神の浮力 (文春文庫)

死神の浮力 (文春文庫)

娘を残虐に殺された小説家の山野辺は苦しみのなかにいた。 著名人であるが故にマスコミからの心無い取材に晒され、さらに犯人とされていた男・本城が第一審で無罪になったのだ。 しかし、山野辺は彼が犯人であることを「知っていた」。 彼はサイコパスと呼ばれる反社会的人格者で、 自分が犯人である証拠を、山野辺宛てに送ってきていたのだった――。
控訴の猶予期間は二週間。山野辺とその妻、美樹は一時的に自由の身になった本城を探し、動き始める。そこに千葉という男が現れ「本城の居場所を知っている」と言う。 山野辺夫妻は半信半疑ながらも、この妙な男と行動を共にすることにする。 山野辺夫妻・千葉チーム対サイコパス本城の勝負の行方は? 今回、千葉が「担当している」のは誰なのか? そして調査の結果は?

主人公は死神の精度の千葉さん。今度は長編ものです、率直な感想はというと私的にはあんまりでした。女の子がサイコパスの男に殺されて、女の子の両親が復讐をするという内容なんですが、今回の千葉のターゲットはその父親のほう。サイコパスがほれほれ捕まえてごらんよーって感じで夫婦を挑発しまくるんですが、それが本当にうざったい。そして夫婦はしっかり挑発にのるのでずーっと追いかけっこ状態。もうもどかしくて。サイコパスが女の子を殺したと自白している挑発動画を夫婦に送ってくるのですが、警察に提出しない意味がわからない。ウイルスだとかで消えてしまうっていってもその動画を携帯で撮影すればいいじゃんって突っ込んでしまい、いまいち話に入り込めませんでした。それでも淡々と仕事をする千葉と夫婦の温度差は面白かったので、のめり込むまでは行かなかったけど、それなりには楽しめました。もう一度読んだら印象かわるかな?