平凡謳歌

ゆるゆるした日常の記録

『魔王』伊坂幸太郎

魔王 (講談社文庫)

魔王 (講談社文庫)

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

サンデーで漫画版を読んでいたのでこちらも。

今は何かを買うにしてもどこへ行くにしても検索して口コミを見てからとか、なんでも多数の意見に流されがちなことはわりとあって、この本で「社会的証明」という言葉を覚えました。以下wikipedia引用。

人は、集団の中で自分を支持する意見が全くないと、自己の意見の妥当性に疑問を感じ、意見を取り下げてしまうのが普通である。しかし、自分を支持する意見が1つでもあると、状況が一変する。

少数意見だとしても自分で考えたのだから突き進みますってすごく勇気がいること、できる人は少ないんじゃないかな。インターネットが普及して何をするにも他人の意見を参照するようになって、たまに多数意見に反することを言うと叩かれるっていう、今の時代は思想の自由はあっても、それを口に出したり行動にうつしずらい世の中ですねー。私ももう少ししっかり自分の意見を持とうと思いました。

話はそれますが、みんなに否定されても自分の信じた道を行くってのでNARUTOを思い出しました。少年漫画って基本、この社会的証明をぶちやぶるのが主人公の条件なのかな?