平凡謳歌

ゆるゆるした日常をここに記す

読書

『夢の守り人』上橋菜穂子

今回は"夢"がキーとなっている。トロガイの若い頃の話や呪術師の話などなど。 夢っていうと楽しげで前向きなイメージにとらえがちだけど、見方をかえるとつらすぎて夢に逃げてしまうというような後ろ向きなイメージもあったのかと気付かされた。 なんとも複…

『闇の守り人』上橋菜穂子

すごくおもしろい。 過去がうそで塗り固められ、黒い感情が渦巻く故郷カンバルで、すべての事象がひとつにつながり解決されていく。読了後の満足感が半端ない。 女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守…

『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎

前半は退屈、後半はキルオが仲間?になるあたりから勢いづく。もし自分が殺人犯の濡れ衣をきせられたとき、信じてくれる人、信じられる人ってのは案外いないものだ。 最後に主人公が両親に書いた手紙が粋で泣けた。 「痴漢は死ね」 俺は犯人じゃない! 巨大…

『死神の精度』伊坂幸太郎

6つのお話が収録されいる短編集。ひとつひとつ捻りがあって楽しめたけど個人的にはやっぱり長編がいいなー。 俺が仕事をすると、いつも降るんだ 死神は雨とともに現れる——彼の7日間の調査で対象者の生死が決まる。様々なスタイルで語られる6人の人生。人気作…

『モダンタイムス』伊坂幸太郎

魔王の続きもの。 恐妻家とはまさしくこのこと。浮気は爪を剥がされる覚悟でしなければならない。少しの超能力と拷問。見方を変えると色々なことが見えてくるのだ。 「勇気はあるか?」29歳の会社員となった渡辺拓海の前で、見知らぬ男がそう言ってきた。「実…

『魔王』伊坂幸太郎

週間少年サンデーで漫画版を読んでいたので文庫版も。キャラの顔が浮かぶだけに面白かった。群衆に飲まれるな。考えろ。 数年後のお話としてモダンタイムスに続くらしいのでもちろん読む予定。 会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば…

『果てしなき渇き』深町秋生

加奈子を追う父親と同級生。薬、セックス、暴力、殺人、いじめ、レイプ。登場する人全員イカれてておもしろい。 元刑事であり警備員の藤島秋弘はコンビニでの大量殺人を目撃してから間もなく、離婚した元妻から行方不明になった娘、加奈子の捜索を依頼される…